横山の託した思い


・1991年
Jリーグ発足を目指す日本サッカー界がプロ化に向けて動き出す中、その底辺となるべくアマチュアサッカーの貧困な環境に注目し、日本初となる『アマチュアサッカーのためのサッカータウン』を作ることを長期ビジョンに掲げ、関東近郊を中心にその候補地調査を開始した。

・1992年
茨城県波崎町(現神栖市)がそのために必要な条件を満たしている場所として浮上。
旅館組合へ打診し、その思いに賛同した数名のメンバーと芝生グラウンド作りを開始。

・1993年
芝生グラウンド3面の完成にともないサッカー大会を開催、関東近郊のアマチュアサッカーチームから387チームの応募を受け、「芝生グラウンド」のニーズを実感するとともに、旅館組合全体を動かし、芝生グラウンドの拡大に成功。 (*以後、年間5面ペースで増設)

徹底した”現場主義”からサッカー大会に関する様々な要望をを入手し、更に活動の範囲を広げ、波崎をわずか数年で小学生~シニアまでの全カテゴリーでサッカー大会を行う地域に育て上げ、アマチュアのためのサッカータウン作りの第一歩を踏み出した。

その後、各旅館組合のメンバーに対する指導とともに、”日本一の施設”を目指しさらなるクオリティアップに向けて全国各地を奔走し、『サッカータウン波崎』を名実ともに日本一にすることに全てを捧げたが、2000年その思い半ばにして他界、次の世代に託すことになる。

「アマチュアサッカーの競技環境の整備を促進し、競技力の向上を図るとともに、サッカーの普及、アマチュアサッカーの底辺の拡大に積極的に貢献する。」
この理念を基に、『少しの使用料さえ払えば誰でも使える芝生グラウンド』全国に作り続ける夢を持ち、その第一歩が『サッカータウン波崎』を名実ともにアマチュアサッカーの聖地にすることだった。

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