2015 フランス遠征

第15回横山杯全国ユース招待サッカー大会 優勝副賞
市立船橋高校 フランス遠征

●日程
2015年4月1日(水)~9日(木)

●参加大会
St Joseph U-19 International Tournament
(サンジョセフU-19 国際大会)

★4月2日(木)
22:45羽田空港を出発後、12時間の移動と3時間の乗り継ぎを経てリヨンのサンテグジュペリ空港に現地時間11時ごろ到着。大会ワゴン3台を利用して大会会場にて昼食後、ホテルにチェックイン。約1時間のバス移動となった。

 午後はサンジョセフの隣町であるサンシャモンの学校(人工芝グラウンド)にて15時~17時で簡単なトレーニング。学校にも関わらず人工芝3面+天然芝の競技場1面を保有。日本との違いを感じた。

★4月3日(金)
 2日目は午前中にホテル周りをランニング(約4km)を行い、調整。時差の影響はそこまでなかった。午後は初日と同じグラウンドにて強度が高めのトレーニング。地元の学生が練習をじっくり観察。珍しい日本チームだからだろうか。どこのチームですかと多くの質問をもらった。入れ替りでコンゴのデジリアカデミーがトレーニング。独特のアップ法や海外の選手達にみな興味津々だった。

★4月4日(土) 大会初日

行程:AM軽いランニング→移動
昼食(大会会場)
PM移動→帰宿→移動→大会

 大会会場は天然芝1面とアップ場(ジュニアコートくらい)があり、観客席や、ロッカールーム、クラブハウスなどハード面がとても充実していた。

【予選リーグ第1節】
 18:00KO ● 1 VS 2 トゥールFC  (U-17フランス選手権大会優勝チーム)

 戦い慣れない海外の選手との試合で立ち上がりは、入り方が難しい試合となった。少しずつペースを握るが、FKから先制点を奪われる。そして自陣内でのバックパスを奪われ、 2点差に。後半にCKから豪快なヘディングシュートで1点差に詰め寄るもののそのまま試合終了。なんとも悔しい試合となった。だが相手のミスを逃さない戦いこそ、日本と世界の差なのかもしれない。

★4月5日(日) 大会2日目
 朝の運動、ホテルでの朝食後、大会会場へ。中日の2日目は午前午後の2試合。

【予選リーグ第2節】
11:30KO ● 1 VS 2 QFKベオグラード (今大会優勝チーム)

 フランスでの2試合目ということもあってか、いい入り方。得点のにおいが漂う。
前半18分に相手10番がいきり立ち、グーパンチで退場となり市船に追い風が。
だが前半30分にまたもやFKを決められ先制点を奪われる。後半に入ると追加点をあげられ第1節に続き、追いかける状況に。その後、1点を返すも反撃及ばず。
引き分けであれば、決勝トーナメント進出の可能性が残ったがこの時点で敗退が決定。
選手達は1点の重み、海外の選手達の気迫を目の前にいろいろな思いを持っているよう。これを経験としてほしい。

【予選リーグ第3節】
17:00KO 〇 3 VS 0 サヘルFC (セネガル)

 予選最終節。なんとか初勝利。終止押し気味にゲームを進め、前半の2得点、後半の
1得点で快勝!予選リーグ第3位となった。試合会場には地元の方々や子供達がじっくりと試合を観戦し、選手にサインを求める姿も見受けられた。街ぐるみで運営、開催されているとても素晴らしい大会だと改めて実感した

★4月6日(月) 大会3日目
【大会レセプション】
 
 最終日の午前中にレセプションが行なわれた。ローヌアルプ地方の知事やサンジョセフの村長など政治関係者も出席。各チームから一言とプレゼントの受け渡しが行なわれた。

 今大会の食事準備や各チームのアテンドはすべて地元の住民の方々がボランティアとして動いてくださっていた。住民の方の横のつながりもとても強くみんな仲良し。そしてとても親切で素晴らしい環境だった。

【5・6位決定戦】
14:30KO ● 1 VS 2 ブラジリアFC (ブラジル)

 決勝トーナメントに進むことが叶わなかったがフランスでの最後の試合。気持ちよく
勝利で締めくくりたいところ。最終戦の相手はサッカーの本場ブラジルのチームとの一
戦。やはり足元がとてもうまいがアジリティーやパスワークなどは市船が上回ってい
た印象。だがどうしても勝ちきれない。それがブラジルという国が持つ勝負強さという
ものなのだろう。

 第6位で大会は終了。表彰式でフェアプレー賞を受賞した。

★4月7日(火) フランス観光 最終日
 午前中は大会会場にてトレーニング。選手達はもう12日のプレミアリーグに向けて調
整をしなければいけないため、日本時間に合わせた生活をした。現地時間26時(日本時間
9:00)に起床し18:00(日本時間25:00)には寝る。プロフェッショナルな経験。
 午後はフランス観光。リヨン中心地で2時間ほど文化に触れた。

今回参加した大会ではサンジョセフの町の方々の温かいサポートや歓迎を受けながらとても素晴らしい経験ができた。各参加チームにアテンドが付き、食堂ではサンジョセフの学生や女性達からおもてなしを受けた。日本はホスピタリティーや思いやりの心がすごいとよく言われていますが、日本以上のアットホーム感を感じることができた。
 また選手達のフランス語での挨拶や会場での振舞いはとても高く評価され、普段から当たり前のようにしている行動がどれだけ素晴らしいことかと実感することができたはず。サッカーだけでなく、今回触れた異国の文化も選手達にとってはかけがえのないものになった。

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